ラップ口座と投資信託の違いは?ファンドラップとは何かを簡単に解説!

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「最近、ラップ口座ってよく聞くけど、ラップ口座と投資信託の違いがわからない…。そもそもファンドラップとはどういうもの?誰かサルでもわかるように簡単に教えて…。」

最近よく聞く「ラップ口座」ですが、資産運用の初心者に限らず、まだどういうものなのか世の中の投資家はよく理解をしていないようです。

ラップ口座とは、資産家向けに資産の管理から運用までを一括して引き受けるもので、一言で簡単に言うと「お任せ投資信託」。

日本でも数年前から、最低金額を引き下げたラップ口座が登場していますが、実際は個別の投資信託を買うよりも1ランク上とは言えないサービス内容になっているものがほとんど。

今回は、銀行や証券会社が販売に注力している、このラップ口座やラップ型投資信託の真実に迫っていきます。

ラップ口座と投資信託の違いは?ファンドラップとは何かを簡単に解説①:ラップ口座の特徴

「ラップ口座と投資信託の違いは?ファンドラップとは何かを簡単に解説」、まずはラップ口座の特徴についてみていきましょう。

「ラップ」とは、英語の「包む」という意味から来ており、資産配分の決定や資産の管理などを一括で行ってくれるサービスのこと。

銀行なら基本的な投資対象は投資信託となり、証券会社であれば投資信託だけではなく、個別株にも投資するサービスもあり、運用対象が投資信託に限定されているラップ口座のことを「ファンドラップ」といいます。

関連記事: ファンドラップとは?を簡単に解説!ラップ型投信の仕組みや評判は?

手数料は、投資対象の売買ごとには徴収せず、代わりに売買の有無にかかわらず一定の料率の投資顧問料と管理手数料を徴収します。

このため、ラップ口座の最大の魅力は、販売会社が手数料目当ての短期売買をしないで、中長期の運用をしてくれるということです。

しかし、ラップ口座がスイスのプライベートバンクのように、個々の資金ニーズに合わせたオーダーメイドの運用をしてくれる高級サービスかといえば、そうではありません。

ラップ口座は、事前に用意された何種類かの運用パターンのどれかに顧客を当てはめて運用する、いわば「定型サービス」なのです。

つまり、スーツで言えば「つるし」か、せいぜい「プレタポルテ」。オーダーメイドで一点モノの「オートクチュール」ではないということ。

いろいろな体型の顧客の寸法を測った上で、いくつかのパターンの中からその体型に最も近いスーツを提供するだけに等しいサービスと言えます。

<ラップ口座とプライベートバンクのサービス比較>

ラップ口座 プライベートバンク
最低金額 1万円~ 5,000万円~
投資商品 投資信託、個別株、ETF

*ほとんどのラップ口座が投資信託のみの「ファンドラップ」でグループ商品が多い

個別株、債券、金など
投資手法 基本配分を決定した後はリバランスが主になる 資産運用についてのフォローや節税についてのアドバイスなど
手数料 平均で2.2%程度

*手数料に加えて成功報酬がかかる口座もあり

2%前後+成功報酬

ラップ口座と投資信託の違いは?ファンドラップとは何かを簡単に解説②:ラップ口座の問題点

「ラップ口座と投資信託の違いは?ファンドラップとは何かを簡単に解説」、次にラップ口座の問題点について説明していきます。

投資できる投資信託が限定されている

ラップ口座で運用する投資信託はラップ専用投信として、あらかじめせいぜい20本、多くても30~40本程度に限定されています。

しかも、その多くは販売会社と同じグループ会社が運用する投資信託で、運用成績の優秀な投資信託から幅広く選ばれたものではなく、この問題は金融庁のレポートでも指摘されています。

投資信託の追加に時間がかかる

ラップ口座用として新たに投資信託を追加するのに時間がかかります。

現状の品揃えの中で、当面の成績が期待できない投資信託(例えば水没した国内債券投信など)が出てきても、それに代わる投資信託にフレキシブルに資金を移動できないということも起こっています。

運用の全てを「お任せ」できるわけではない

「お任せ運用」といっても、お任せで実施するのは「資産配分のリバランス」と「限定された投資信託の中での銘柄変更」が中心のため、どんな投資環境でもうまく運用してくれると思うのは大間違いです。

資産全体のニーズを考慮して、自分だけに合わせた資産運用をしてくれるプライベートバンクのようなサービスを期待してはいけません。

個別の投資信託より高コストになる場合が多い

ラップ口座は、一度資金を預けたら、運用会社がその資金で売買する分には売買手数料が発生しない仕組みになっています。

ただ、売買手数料がかからないからコストが安上がりだ、ということではありません。

ラップ口座は口座の管理手数料もかかる上に、売買手数料の代わりにあらかじめ決められた一定の料率の投資顧問料がかかってきます(投資顧問料+管理手数料=残高報酬)

加えて、普通の投資信託と同じように、信託報酬が日々かかっている点も忘れてはいけません。

ラップ口座専用投信の信託報酬は、一般の投資信託よりも低く抑えられてはいますが、大手金融機関が提供するラップ口座の投資信託の場合、投資顧問料、管理手数料と信託報酬を合計すると、毎年2%台のコストがかかるものが多いのです。

つまり、個別の投資信託を長期保有する場合よりも、ラップ口座は高コストになる場合が多いので、入念なコスト検証をした上で投資判断する必要があるということです。

ラップ口座の契約後はほったらかし

ラップ口座を契約して逆に不安になっている人も多いのではなないでしょうか。ラップ口座の契約後は営業担当者が急に寄り付かなくなります。

ラップ口座の契約での運用は、本社の一任部門で行っているので、各支店の営業担当者ではラップ口座を契約した顧客から運用状況について質問されても説明できない場合がほとんど。

しかも、説明することによって追加の手数料が徴収できるわけでもないので、必然的に顧客のフォローにコストを割かなくなるというわけです。

最近は高齢者に対しての金融商品の勧誘が厳しく規制されています。

もちろん、営業担当者によるしつこい勧誘がごめんですが、高齢者が資産運用の相談をしたとたんにラップ口座を勧められ、契約後はほったらかしにされてしまうことも多くあるので高齢者の方は十分に気をつけましょう。

成功報酬の効果が低い

ラップ口座では、通常の投資顧問料を少し低くして、運用成績が上がった時に値上がりの一部を「成功報酬」として徴収する成功報酬型を用意している金融機関が多いです。

成功報酬型は、「金融機関と投資家が運命共同体になる」という謳い文句を掲げている場合がほとんどですが、運用に自由度がない中で本当にそうなのかは大きな疑問

一般的に成功報酬型の場合、運用が失敗しても手数料を返金する必要はなく、逆に運用が成功すれば成功報酬として手数料が増えます。

このことは、過度にリスクを取る運用者が出てきてもおかしくないことを意味しているのです。

確実にお金を増やすならインデックスファンドの長期積立投資が最強!

確実にお金を増やしていくのであれば、手数料などのコストが高いお任せ投信ではなく、より低コストなインデックスファンドを長期で積み立てていくのが最強の資産運用です。

投資信託は、100円という少額から手軽に分散投資ができ、プロのファンドマネージャーがファンドを運営してくれるので、投資家は専門的な知識やテクニックもそこまで要求されないという、まさに資産運用の初心者にあるためのような金融商品。

資産運用の初心者でも手軽に、そして、確実に将来のための資産形成をしていくことができます。

「複利効果」で大きく確実にお金を増やす

投資信託の積立投資は、1年や3年といった短期ではそこまで大きなリターンは期待できませんが、10年、20年といった長期で運用を継続していくことで、複利の効果が働き、確実にお金を増やすことができます。

例えば、投資信託を毎月5万円分積み立てて長期の複利運用をしていくと、30年後の元本は5,847万円。銀行預金で積み立てた場合と比べて、なんと4,047万円もの大きな差になってきます。

<毎月5万円を複利運用したときの元本の増え方>

①7%で運用した場合 ②銀行に貯金した場合 差額(①-②)
10年後   855万円   600万円   255万円
20年後 2538万円 1200万円 1338万円
30年後 5847万円 1800万円 4047万円

「お金に働いてもらう」とはまさにこのことで、お金がお金を生み出す「複利」の活用は、世の中のお金持ちをさらにお金持ちにしている「資産運用の王道」でもあります。

「複利効果」についてもっと知るにはこちらの記事:

お金を増やす仕組みを解説!複利で賢くお金を増やす初心者向け資産運用!

「複利」を活用した「積立投資」をもっと知るはこちらの記事:

お金を増やす積立投資術!株や投資信託で賢く確実にお金を倍にする方法

【賢く安全&確実にお金を増やす方法】積み立て投資を始めるベストなタイミングは○○だった!

買うべきは低コストなインデックスファンド

投資信託といっても、国内にあるファンドの数は6,100本以上もあります。どれを選んで投資すべきか迷う人も多いでしょう。

しかし、実は、本当に買うべき優良なファンドは、ほんの数本しかないのです。

投資信託には、日経平均やTOPIXといったような市場の平均指標(インデックス)に連動した運用を目指して行くインデックスファンドと、インデックスを超える運用を目指して行くアクティブファンドの2種類があります。

アクティブファンドは、インデックスを上回る運用を目指してはいるものの、10年、20年、30年といった長期にわたってインデックスを上回る実績を出せているファンドは、皮肉なことにほとんどありません。

また、インデックスファンドに比べて、アクティブファンドの運用には人件費や運営費が多くかかるため、アクティブファンドの販売手数料や信託報酬は高くなるのが一般的。

つまり、買うべきファンドは、アクティブファンドより長期的なリターンが高くコストも安い「インデックスファンド」になります。

買うべき「優良なインデックスファンド」はこちらの記事:

投資信託おすすめ銘柄ランキング!初心者が確実にお金を増やす方法は?

インデックスファンドを積立投資していく一番オーソドックスな方法が、証券会社で積み立てをする方法です。

証券会社といってもたくさんありますが、選ぶなら圧倒的に「楽天証券」。それ以外の選択肢は無いといっても過言ではありません。

<証券会社は「楽天証券」一択な理由>

  • 超優良インデックスファンドを全て取り扱っている
  • 楽天ポイントが貯まる、楽天ポイントで買える
  • 楽天銀行と連携することで普通預金金利が0.1%になる
  • 年会費無料の楽天カードで買うとさらにポイントが貯まる
  • 月額4,200円の日経が無料で読める

メリットを一言でいうと、「楽天証券が一番お金を増やせる」、ということ。

楽天カードや楽天銀行といった楽天グループの金融サービスと連携することでお得にポイントがザクザク貯めれて、その貯まった楽天ポイントで投資信託を買うことができてしまうという、いわゆる「錬金術」ができてしまうのです。

有名どころのネット証券では、SBI証券マネックス証券などもありますが、この投資信託の積立投資という投資だけで考えると、楽天証券で享受できるメリットは他社のサービスを完全に凌駕しています。

ちなみに、この証券会社選びを間違えてしまうと、長い目で見たときに百万単位で資産が変わってきますので、必ず一番メリットのある楽天証券を選ぶようにしましょう。

「楽天証券」や「楽天ポイント投資」のメリットをもっと知るにはこちらの記事:

楽天証券ってどうなの?評判やポイント投資のメリットを徹底解説!

楽天証券

[楽天証券の公式サイトはこちらから]

まとめ

ラップ口座と投資信託の違いや、ファンドラップとは何かを簡単に解説してきました。

ラップ口座の特徴は一言でいうと「お任せ投信」ですが、ラップ口座の運用には多くの問題点がありますので、至れり尽くせりな資産運用をお任せできるスイスのプライベートバンクとは違うということをしっかりと理解する必要があります。

  • 「ラップ口座」はスイスのプライベートバンクではない
  • 「ラップ口座」は投資できる投資信託が限定されている
  • 「ラップ口座」は投資信託の追加に時間がかかる
  • 「ラップ口座」は運用の全てを「お任せ」できるわけではない
  • 「ラップ口座」は個別の投資信託より高コストになる場合が多い
  • 「ラップ口座」の契約後はほったらかし
  • 「ラップ口座」における成功報酬の効果は低い

近年、特にインデックス型の投資信託のコスト競争激化し、投資家にとっては良質なファンドが増えていることもあり、個別のインデックスファンドを自分で運用した方がファンドラップよりもはるかに低コストで、高パフォーマンスが期待できます。

インデックス運用を基本の投資戦略とし、賢く確実にお金を増やしていきましょう。

生100年時代の到来―。

長く生きるということは、その分生活していくお金が必要だということでもあります。

もはや国や会社には頼れないシビアな時代で、個人に求められているのは、自分の力でお金を増やしていける「お金の教養」であることは間違いありません。

長生きしたはいいけど明日生きていく生活費が無い…、なんて老後破綻しないよう、しっかりと正しい「お金の知識」を身につけておきましょう。

お金の教養講座

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