外国債券投資信託の利回りやリスクについて解説!為替ヘッジあり?

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「マイナス金利の影響で国内債券型投資信託の利回りは低下してるみたいだけど、外国債券型投資信託の利回りやリスクはどうなんだろう…?為替ヘッジありとか為替ヘッジなしって、そもそもどういうこと…?」

前回の記事「国内債券型投資信託の利回りやリスクを解説!マイナス金利の影響は?」では、日銀が導入したマイナス金利が債券に与える影響についてお話ししましたが、実は、投資信託が保有する債権全体の最終利回りが信託報酬の率を下回ってしまう「水没投信」問題は、国内債券型投資信託のみの問題ではありません。

というのも、マイナス金利は日本に先行する形で、2014年半ばのECB(欧州中央銀行)を皮切りに、現在はユーロ圏のほか、スウェーデン、デンマーク、スイスでも導入されていて、既に欧州では定着をしているものだからです。

このため、先進国債券に投資する投資信託の中にも、投資信託が保有する債権全体の最終利回りが信託報酬の率を下回る「水没投信」が出現し始めています。

欧州各国の償還期限別の金利水準を見ると、スイス国債は期間30年まですべてにおいて最終利回りはマイナス。

ドイツ国債は期間10年まで、オーストリア国債、ベルギー国債も期間7年まで、最終利回りはマイナスとなっています。

ただ、米国など一部の先進国ではまだ最終利回りがプラスの国債や社債があり、「先進国債券型の投資信託」を見る際には、どの国の債券が組み入れられているのかや、投資信託全体の最終利回りを確認する必要があるのです。

今回は、外国債券投資信託の利回りやリスク、為替ヘッジというものについてお話ししていきます。

外国債券投資信託の利回りやリスクを解説①:「水没投信」の見分け方

外国債券型投資信託の利回りやリスクを考える際、利回りが信託報酬を下回ってしまっている「水没投信」はどうやって見分ければいいのでしょうか。

実は、運用会社のサイトや販売会社の窓口でももらえる「月次レポート」に全てが記載されています。

月次レポートをチェックし、投資信託が投資している債券のポートフォリオの最終利回りと信託報酬を比べるだけで、誰でも簡単に、最終利回りが信託報酬を下回っている「水没投信」を見分けることができてしまうのです。

こうした水没投信は、仮に金利水準が横ばいで推移した場合、信託報酬をまかなえなくなる可能性が高いので注意が必要です。

外国債券投資信託の利回りやリスクを解説②:為替ヘッジあり投信の問題点

外国債券型投資信託の利回りやリスクを考えるとき、忘れてはいけないのが「為替ヘッジあり」や「為替ヘッジなし」という観点です。

原則として海外債券への投資は外貨建てとなるため、「為替リスク」が発生します。

投資先の通貨が投資した時点よりも円に対して上昇(円安)すればいいが、円に対して下落(円高)すれば、為替差損が生じてしまいます。

戦後の日本経済発展の歴史は円高の歴史でもあるため、一般に日本人は海外投資において円高による損失を恐れる傾向が強くなっています。

こうした不安を和らげてくれるのが、コストはかかるものの為替の値動きの影響をほぼ回避できる「為替ヘッジ付き投資信託」。

ヘッジにより為替リスクを気にせず、債券の利回りを狙えるというわけです。

しかし、この為替ヘッジ付き投資信託にも問題があります。

日本円と比べて、短期金利が高い通貨に対して為替ヘッジをする場合には、金利差分が為替ヘッジコストとしてかかるのです。

つまり、金利差が大きい通貨ほどヘッジコストも大きくなる、ということです。

ちなみに、現状の日米金利差を3ヶ月金利(LIBOR)で見ると、日本円はマイナス約0.2%、米ドルはプラス約0.8%なので、本来はその差の約1%がドル/円のヘッジコストとなります。

しかし、円からドルに投資する場合の実際のヘッジコストを見てみると、約1.7%ものコストがかかっており、本来、理論的には日米の短期金利差である1.0%程度のはずですが、現在は理論値を大きく上回っているのです。

なぜなら、こうしたヘッジ取引の需要が強いためにコストが上乗せされているためです。

つまり、仮に1.5%の利回りが期待できる米国債券に投資しても、為替ヘッジをすると利回りはほぼゼロ。

さらに、運用コストである信託報酬を加味すると利回りはマイナス、つまり「水没」してしまうということ。

今後金利差が拡大しそうな「米ドル建て債券」には注意が必要です。

外国債券投資信託の利回りやリスクを解説③:ヘッジコストの情報開示

外国債券型投資信託を選ぶ際には利回りやリスク、為替ヘッジをどうするかを考える必要がありますが、ヘッジコストについては、実は、ほとんどの投資信託が情報開示をしていません。

しかし、中にはちゃんと開示しているものもあり、そうした投資信託をピックアップしておき、定期的に月次レポートを確認するのがいいでしょう。

例えば、ドル建ての資産に投資する場合の為替ヘッジコストは、「日本金融ハイブリッド証券オープン(毎月分配型)円ヘッジありコース」(運用会社は損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)の月次レポートに掲載されています。

ヘッジコストは、投資する通貨によって異なるので、米ドル建て以外の場合は、買い付けた証券会社問い合わせをしてみましょう。

一番おすすめの安全で確実にお金を増やす方法は?

銀行預金や債券に代表されるようなローリスクローリターンな商品だけではなかなかお金を増やすことができません。

かといって、ハイリスクハイリターンな商品ではリスクが高すぎて、小さなミスが予想もしないような巨額の損失になることもあります。

資産運用の初心者に一番おすすめなのは、ミドルリスクミドルリターンな「投資信託」で上手にリスクをコントロールしながら、安全&確実にお金を増やす方法です。

投資信託は、100円という少額から手軽に分散投資ができ、プロのファンドマネージャーがファンドを運営してくれるので、投資家は専門的な知識やテクニックもそこまで要求されないという、まさに資産運用の初心者にあるためのような金融商品。

投資信託を上手に活用することで、投資経験のない初心者でも、手軽に賢く、そして、効率的にお金を増やしていくことができるのです。

安全で確実にお金を増やすなら「長期・分散・積立」が基本

資産運用の基本であり王道なのが「長期・分散・積立」投資です。

投資信託を長期で積立運用していくことで、資産運用につきものの、リターンの変動リスク、暴落リスク、高値掴みリスクといった「3大リスク」を上手にコントロールしながら確実な資産形成ができます。

長期投資

短期的には大きくプラスになったりマイナスになったりするリターンのブレ幅も、運用が長期になれなるほどリターンが安定していきます。

また長期で複利運用をしていくことで、倍々ゲームのように「雪だるま式」にお金が増えていき、効率の良い資産形成をしていくことが可能になります。

関連記事: お金を増やすなら長期投資!初心者が手堅くお金を増やす資産運用術!

分散投資

1つの銘柄にのみ集中投資するのではなく、複数の投資対象に分けて投資をすることで、暴落リスクを分散することができます。例えば2008年のリーマンショックでは、世界的な株安になりましたが、同時期にアメリカの国債や金といった金融商品の価格は上昇していました。

つまり、たとえ世界的な金融危機であっても「上がるもの」と「上がらないもの」が存在していて、それらを上手に資産に組み込むことで、暴落リスクを低減することができというわけです。

積立投資

毎月1万円や毎月3万円というように、一定金額を定期的に積み立てて投資していくことで、価格が高いときには少なく、安いときには多くファンドを買って購入価格を「平準化」し、「高値掴みリスク」を低減することができます(ドルコスト平均法)。

毎月一定額を購入し続けていけば、最終的には平均的な購入価格に落ち着くため、わざわざ安いときを見計らってファンドを買う必要もなくなります。

関連記事:

お金を増やす積立投資術!株や投資信託で賢く確実にお金を倍にする方法

【賢く安全&確実にお金を増やす方法】積み立て投資を始めるベストなタイミングは○○だった!

投資信託で手堅くお金を増やす秘訣は「複利効果」

例えば、毎月5万円の投資信託を積み立てて複利運用していくと、以下のような形でお金が増えていきます。30年後の元本は5,847万円となり、銀行に預けた場合と比べて、なんと4,047万円もの大きな差になってきます。

<毎月5万円を複利運用した場合の元本の増え方>

①7%で運用した場合 ②銀行に貯金した場合 差額(①-②)
10年後   855万円   600万円   255万円
20年後 2538万円 1200万円 1338万円
30年後 5847万円 1800万円 4047万円

まさにこれが複利のパワーというやつで、長期の複利運用で手間をかけずにお金を効率的に増やしていくことができるのです。

関連記事: お金を増やす仕組みを解説!複利で賢くお金を増やす初心者向け資産運用!

買うべきは低コストなインデックスファンド

投資信託といっても、具体的にどのようなファンドを買ったらいいかわからない方も少なくないでしょう。

投資信託には、日経平均やTOPIXといったような市場の平均指標(インデックス)に連動した運用を目指して行くインデックスファンドと、インデックスを超える運用を目指して行くアクティブファンドの2種類があります。

買うべきファンドは、アクティブファンドよりコストが低く長期的なリターンも高い「インデックスファンド」の一択です。

買うべき「低コストな超優良インデックスファンド」はこちらの記事: 投資信託おすすめ銘柄ランキング!初心者が確実にお金を増やす方法は?

このインデックスファンドを積み立てていく、初心者におすすめの方法をご紹介します。

証券会社で積み立てる

インデックスファンドを積立投資していく上で、一番オーソドックスな方法が、この証券会社で積み立て設定をする方法です。

証券会社といってもたくさんありますが、選ぶなら圧倒的に「楽天証券」で、ハッキリ言ってそれ以外の選択肢は無いといっても過言ではありません。

<証券会社は「楽天証券」一択な理由>

  • 超優良インデックスファンドを全て取り扱っている
  • 楽天ポイントが貯まる、楽天ポイントで買える
  • 楽天銀行と連携することで普通預金金利が0.1%になる
  • 年会費無料の楽天カードで買うとさらにポイントが貯まる
  • 月額4,200円の日経が無料で読める

メリットを一言でいうと、「楽天証券が一番お金を増やせる」ということ。

楽天カードや楽天銀行といった楽天グループの金融サービスと連携することでお得にポイントがザクザク貯めれて、その貯まった楽天ポイントで投資信託を買うことができてしまうという、いわゆる「錬金術」ができてしまうのです。

有名どころのネット証券では、SBI証券マネックス証券などもありますが、この投資信託の積立投資という投資だけで考えると、楽天証券で享受できるメリットは他社のサービスを完全に凌駕しています。

ちなみに、この証券会社選びを間違えてしまうと、長い目で見たときに百万単位で資産が変わってきますので、必ず一番メリットのある楽天証券を選ぶようにしましょう。

「楽天証券」や「楽天ポイント投資」のメリットをもっと知るにはこちらの記事:

楽天証券ってどうなの?評判やポイント投資のメリットを徹底解説!

楽天証券

[楽天証券の公式サイトはこちらから]

ロボアドバイザーで「完全ほったらかし運用」する

とにかくラクしてお金を増やしていきたいのであれば、AI(人工知能)に資産運用の全てをお任せして、完全に「ほったらかし運用」してしまう方法がおすすめです。

ロボアドバイザーとは、AI(人工知能)を使って投資信託の積み立て投資をしていく自動売買システムのこと。

投資信託の積み立て投資は非常に手間のかからない投資法ですが、銘柄選定や資産配分の設定などは自分でやらなければいけません。これらを全てAI(人工知能)に任せて「全自動」でお金を増やしてしまおうというのがロボアドバイザーです。

WealthNavi(ウェルスナビ)」は業界最大手のAI(人工知能)を活用したロボアドバイザーで、初心者だけではなく経験豊富な投資家からも今一番注目を集めている資産運用サービスです。

「WealthNavi(ウェルスナビ)」が投資対象とするのは、ETF(上場投資信託)と言われる上場したインデックスファンド。

世界的に見ても低コストで優良なファンドを厳選し、自分の目標とする金額やリスク許容度に合わせて、AIが投資家一人ひとりに合った資産配分(ポートフォリオ)を自動で組んでくれて最も最適な資産配分を構築してくれます。

ファンドの買い付けや再投資、リバランスなど資産運用にかかる全ての業務を、自分に代わってロボットがやってくれるので、あなたがやるべきことはただ一つ、「口座にお金を入れておくこと」、ただこれだけです。

WealthNavi(ウェルスナビ)」で使われているアルゴリズムは、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づいた金融アルゴリズム

抜群の頭脳で、リスクを最適に抑えつつリターンの最大化を全て全自動でやってくれる「超優秀な投資家」なわけです。

この「WealthNavi(ウェルスナビ)」のいいところは、「長期の複利運用」が自分よりもはるかに賢い頭脳であるAIによって「自動売買」できてしまうこと。

まさに、忙しい人やめんどくさがり屋な人のためにあるかのような「画期的なサービス」です。

まずはこの「WealthNavi(ウェルスナビ)」で資産運用を実践して経験を積みながら様々なことを勉強し、慣れてきて時間的な余裕ができてきたら自分でも資産運用をしてみる、これが投資初心者におすすめの「資産運用の賢い始め方」

WEALTHNAVI(ウェルスナビ)

[WealthNavi(ウェルスナビ)公式サイトはこちらから]

近い将来、資産運用は全てAIにお任せする時代がくることは間違いありません。

とにかく「一切の手間をかけずにお金を増やしたい」という人には、ベストな資産運用方法です。

まとめ

マイナス金利は日本だけではなく欧州ではすでに定着している金利政策で、日本同様に、海外でも債券型投資信託に影響が出ており、国債の比率が高い「先進国債券型」も最終利回りが「水没」しているかどうかに注意が必要です。

また、外国債券の為替ヘッジ型投信もヘッジコストの上昇によって「水没」している可能性があります。

  • マイナス金利は日本だけの話ではない
  • 投資信託の最終利回りの数字が信託報酬以上かどうかは「月次レポート」でチェック
  • 為替を気にしなくて済むが金利差がヘッジコストになる
  • 今後金利差が拡大しそうな米ドル建て債券には要注意
  • ヘッジコストはあまり情報開示されていないが、ドル/円のヘッジコストの記載がある投資信託もある

一番おすすめな資産運用は、ミドルリスクミドルリターンな「低コストのインデックスファンドを積み立てて、上手にリスクをコントロールしながら長期の複利運用で大きく確実にお金を増やしていく方法です。

これまでの日本を支えてきた年金制度や終身雇用制度は崩れ、もはや国や会社は自分の老後の面倒を見てくれず、将来の自分の生活は自分でなんとかしなくてはいけない「自己責任の時代」に突入しています。

そんな「自己責任の時代」に一番求められているのは、「お金を増やす知識やスキル」。

間違っても老後破綻なんてしないよう、今のうちからしっかりと正しい「お金の教養」を身につけておきましょう。

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