【お金を増やす資産運用(分散投資編)】アクティブな分散投資で賢くお金を増やす!初心者でも安全・確実にお金を増やす方法

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長期分散投資は、初心者でも安全に確実にお金を増やすことができる投資方法です。

相場観にかかわらず基本的な資産配分を維持し、リスクをコントロールしながらリターンを取りに行くのを基本とします。

配分比率を変えない「全天候型運用」ですが、2008年に起こった金融危機のようなマーケットの大きな変動に備える場合の「守りの運用」も考えてみる必要があります。

お金を増やすキーワード:「アクティブ」
市場全体の動きを表すインデックスよりも、相対的に高いパフォーマンスを目指す運用のこと。

資産配分の「攻め」と「守り」で賢く安全に確実にお金を増やす

賢く安全に確実にお金を増やしたいと思っている資産運用の初心者や、40代以降の方々が分散投資する際には、以下のような資産配分をおすすめしています。

日本株式

20%

日本債券

20%

外国株式

30%

外国債券

10%

その他(現金など)

20%

この資産配分では、1970年以降の年間リターンで見た場合、2008年の金融危機までは20%以内に抑えられていた最大損失が、2008年11月の金融危機時にマイナス20%を超えました。

2008年のような下落が今後再び起こっても、1年間の最大損失を20%程度に抑えるためには、どのような「守り」の資産配分に組み替えていけばよいでしょうか。

値動きの幅を抑えるためには、基本の資産配分から株式の比率または外資の比率を下げることが必要です。

しかし外貨の比率を下げることは、将来円安になったときのリスクを増やしてしまうことになるので、賢明な選択とはいえません。

そこで、同じく1970年以降のデータをもとに、外貨比率は40%のままにして、株価の比率を動かした場合のリスク変化を調べてみました。

株式比率を3割以下にして安全&確実にお金を増やす

市場相場がどんなに下落しても資産の減少を最小限に抑え、長期的に安全に&確実にお金を増やしていくには、リスクをどこまで取るかを考える必要があります。

日本株と外国株の比率は過去データで分析したときに最も値動きが安定しているといわれる比率、4対6とします。

株式全体の比率を30%、40%、50%と変化させると、最悪の事態でも損失を20%程度に抑えるためには、株式の組み入れ比率を30%以下にしなければならないことがわかりました。

当然のことながら、リスクを下げると期待できるリターンも下がります。

株式比率を30%にすると過去の平均実現リターンは約6%になります。

株式組み入れを50%にしたときの約7%と比べると、1%近く下がってしまいます。

リスクとリターンの関係はトレードオフなので、過度にリスクを回避しようとすればリターンが低くなってしまいます。

どこまでのリスクを取るかは、暴落の発生確率との兼ね合いから現実的に考える必要があるでしょう。

アクティブな分散投資で確実にお金を増やす方法

一方で、安全に確実にお金を増やす方法である長期分散投資において、アクティブ運用の要素を入れて少しアクセントをつけたい、というニーズも根強くあります。

そこで、長期分散投資に少し手を加える上級者向けの運用方法を2つご紹介しましょう。

1つは、相場の循環に注目し、戦術的に配分を変化させる「タクティカル・アセットアロケーション(戦術的資産配分)」。

もう1つは、今後の構造的な変化を資産配分に反映させる、「ストラテジック・アセットアロケーション(戦略的資産配分)」です。

タクティカル・アセットアロケーションは、相場の循環を予想し、割安で買って、割高で売るという逆張りの発想で意思決定します。

例えば、不動産(REIT)や日本株が景気減速を織り込んで下落している場合、相場反転が近づき底値に近いと判断したら、配分比率を少しずつ高め、戻り局面でリターンを狙ってみるのです。

また為替が円高に振れると見るなら、外貨全体の比率を一時的に引き下げます。

客観的な相場分析力が要求される、高度な投資手法です。

一方のストラテジック・アセットアロケーションは、相場の循環よりももっと大きな構造的変化に着目して資産配分を見直す方法です。

例えば、

  • 米国経済の相対的な地位低下、米ドルの信認の低下 → ドル資産を減らす
  • 新興国は短期的に調整しているものの、新興国の経済成長とそれに伴う市場の上昇は再び持続する → 新興国株を買い増す
  • 新興国の経済成長で食料需給はひっ迫。長期的に商品価格の上昇につながる → コモディティーに投資する

といったようなやり方です。

先程の標準的な資産配分にタクティカルとストラテジックを組み合わせて、以下のように資産配分を変化させてみました。

アセットアロケーションの変更例

変更前(標準形)

変更後

日本株式

20%

35%

日本債券

20%

10%

外国株式

30%
(先進国24%/新興国6%)

20%
(先進国12%/新興国8%)

外国債券

10%
(米ドル3.33%/ユーロ3.33%/その他3.33%)

15%
(米ドル3%/ユーロ6%/その他6%)

その他

20%
(現金など)

20%
(不動産10%/コモディティー10%)

不動産と日本株式は底値圏であると予想し、配分比率を高めています。

円高局面を想定し、外貨比率も一時的に引き下げます。

構造的な変化からは、米ドルの比率を下げ、新興国に厚めに配分、コモディティーも105まで組み入れてみました。

このような将来の見通しを資産配分比率に反映させる方法は、見通しが正しくなければ成果にはつながらず、むしろマイナスの影響が大きくなります。

あくまで分散投資の基礎をマスターした上で、挑戦する手法であることを忘れないでください。

お金を増やすためのチェックポイント

長期分散投資にアクティブな視点を加えるのも一手。
ただし、分散投資の基礎をマスターした上で挑戦すべし。

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